エレオノーラ・ディ・トレド

Bronzino · PD

エレオノーラ・ディ・トレド


作品情報

アーティスト
ブロンズィーノ
制作年
1560
技法
油彩
種類
絵画
寸法
86.4 × 65.1 cm

ストーリー

腰まで垂れる二重の真珠、縫い目に沿って縫い付けられた真珠、金糸の刺繍で縁取られた黒い帯。深紅の衣装は、フィレンツェの宮廷の華やかさを少しも失っていません。けれども顔に目を移すと、こめかみはくぼみ、頬はこけ、赤い幕を背にした肌は青白く見えます。1560年頃、フィレンツェ公コジモ1世・デ・メディチの妃エレオノーラ・ディ・トレドは38歳ほどで、すでに11人の子を産み、結核を患っていました。宮廷画家ブロンズィーノによるこの板絵は、生前に描かれた最後期の肖像のひとつとされ、彼女は1562年12月に40歳で世を去ります。絵はのちにイタリアを離れ、英国の作家で収集家のウィリアム・ベックフォードの手に渡りました。相続人であるハミルトン公爵家のもとを経て、1882年にロンドンで開かれたハミルトン宮殿コレクションの競売に出されています。

作品の前にいるなら、カメラを向けて。アプリを入手。