十一人の聖人

十一人の聖人


作品情報

制作年
1365
技法
板にテンペラ、金箔
種類
絵画

ストーリー

金地のこの板絵に並ぶ人物の多くは、予想どおりの顔ぶれです。聖ペテロが上座を占め、聖ヤコブは巡礼の杖を手にしています。そのまわりに、おそらくヨハネとみられる福音書記者、二人の助祭、二人の司教、そしてたぶん聖ベネディクトゥス本人であるベネディクト会の修道士と、その妹スコラスティカかもしれない修道女が立っています。意外なのは二人の老人です。一人はナイフを、もう一人は炎を持ち、研究者は彼らを旧約聖書の族長と読んでいます。息子イサクの上にナイフを振り上げたアブラハムと、神が語りかけた燃える柴を持つモーセです。この板は1365年ごろに描かれた大きな祭壇画の翼の一枚で、尖った頂部の幅は、現在ロンドンのナショナル・ギャラリーにある頂部パネルの幅とぴったり一致します。祭壇画がもともとどこにあったのかはわかっていません。ナショナル・ギャラリーのカタログはいくつかの候補を検討しており、そのなかにはフィレンツェ大司教館にある司教自身の礼拝堂も含まれています。

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