
John Singer Sargent · PD
エリザベス・ウィンスロップ・チャンラー(ジョン・ジェイ・チャップマン夫人)
作品情報
ストーリー
1893年の春、エリザベス・チャンラーは兄の結婚式のためにロンドンに滞在しており、妹のマーガレットがそこでジョン・シンガー・サージェントに肖像画を依頼した。彼女は26歳、アスター家の令嬢で、幼くして母を亡くし、七人の弟妹を育ててきた。サージェントは彼女を「マドンナの顔と子どもの目を持つ」と評し、その対比を軸に画面を組み立てている。上半分の彼女は落ち着いてまなざしもまっすぐで、背後には小さな聖母子と、フランス・ハルスから写した老女が控える。下半分はうって変わって、膨らんだ羊腿袖とクッションが揺れ動くようで、それを押さえているのは組んだ両手だけである。




