エピタフィオス

エピタフィオス


作品情報

アーティスト
作者不詳
制作年
1380
技法
布地に金糸と絹糸の刺繍

ストーリー

亡くなったキリストを表すこの図像は、金糸と絹糸だけで刺繍されています。こうした布はエピタフィオスと呼ばれます。正教会の礼拝では、これを壁に掛けることはありません。聖大金曜日には行列で運ばれ、そのあと平らに広げられ、信者はその前にひざまずいて口づけをします。遺体を包んだ布と、墓そのものの両方を思い起こさせるのです。ここに記された1380年は、中世ブルガリア王国の最後の数年にあたり、オスマン軍がソフィアを、続いて首都タルノヴォを奪う、わずか数年前のことでした。金属糸によるこれほど精緻な刺繍には何か月もの根気強い手仕事が必要で、金は、布が聖堂内をゆっくり運ばれるときに蝋燭の光を受けて輝くように選ばれていました。

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