
Ivan Shishkin · PD
夕暮れ
作品情報
ストーリー
1871年、ロシアの画家たちが最初の巡回展を開き、ペテルブルクの官立アカデミーに背を向けた。彼らは自らを移動派と呼ぶ。その考えはごく素朴なものだった。芸術を国じゅうの普通の人々のもとへ運び、神々やローマの英雄ではなく、その人々が実際に暮らすロシアそのものを描くこと。シーシキンはその創立メンバーの一人で、この横長の画面は、彼らの主張が実作でどうなるかをそのまま見せている。物語もなく神話もなく、ただ一日の光が静かに引いていくロシアの野が広がる。彼はこれ以前ドイツで数年学び、帰国してからは残る生涯を故郷の森と野にささげた。自然は最も素朴なところに探すべきだと言っていた。ここではその素朴さが、絵のすべてになっている。




