
Ivan Shishkin / Konstantin Savitsky · PD
松林の朝
作品情報
ストーリー
ロシアの森を誰よりも精密に描いた画家イワン・シーシキンだが、この1889年の一枚には共作の秘密がある。朝もやの立ち込める松林で、倒れた大木の上を熊の親子が戯れる。森と霧はシーシキンの手だが、熊たちを描いたのは動物画を得意とする友人コンスタンチン・サヴィツキーだった。当初は二人の署名が並んでいたが、絵を買い取った収集家トレチャコフが、シーシキンの作として一人の署名だけを残させたと伝えられる。ロシアではこの熊の図柄が菓子の包み紙に使われて広まり、絵そのものより先に熊たちの顔が知られるようになった。




