
Peter Paul Rubens · PD
1615年11月9日、アンダイエでのスペインとフランスの王女交換
作品情報
ストーリー
1615年11月9日、アンダイエのそばで国境をなすビダソア川の上で、フランスとスペインは王女を交換した。スペイン王フェリペ3世の娘アンヌ・ドートリッシュはルイ13世に嫁ぐため川を渡り、反対方向へはルイの妹エリザベートが、のちのフェリペ4世の花嫁として向かった。この二重結婚は、摂政マリー・ド・メディシスの政策の要だった。自分の子どもたちを通じてスペインとの和平を固めようとしたのである。連作のなかでは珍しく、王妃自身は画面に登場しない。兜をかぶった二人の女性、スペインとフランスが少女たちを間に立たせ、フランスの衣には金色のユリの花が散らされている。上空では公共の幸福が金の雨を降らせ、下では河神たちとニンフが、これが水の上の出来事だったことを示している。白い衣の王女アンヌは、のちにルイ14世の母となる。




