
Miguel Hermoso Cuesta · CC-BY-SA-4.0
エトルタの漁船
作品情報
ストーリー
1885年の秋、モネはノルマンディーの漁師町エトルタに腰を据え、ブランケ館という宿から毎日浜へ下りていた。そのころ同じ町にいたのが、近くの村で育った作家モーパッサンである。彼はのちに、モネの仕事ぶりを画家というより狩人のようだと書いた。子どもたちに五、六枚のカンヴァスを持たせて歩き、同じ場所を時刻ごとに描き分け、空が変わるたびに一枚を取り上げてはまた置く。
浜には帆を下ろした漁船が引き上げられていて、この絵が見ているのはその舟である。エトルタでモネが描いた絵は通算で80点を超える。シアトル美術館が持つモネは、いまもこの一枚だけだ。




