
Frederic Leighton · PD
燃える6月
作品情報
ストーリー
オレンジ色の衣をまとった女性が、体を丸めて深く眠り込んでいる。イギリスの画家レイトンが1895年に描いた、まどろみそのものの一枚だ。右上には一枝のキョウチクトウ。美しいが毒を持つこの花が、眠りと死の境目の危うさをそっと示している。この絵はやがて時代遅れとされ、長く忘れられていた。1963年、プエルトリコの実業家ルイス・A・フェレが、アムステルダムの画廊で二束三文で放置されていたこの絵を見つけ、自ら創設したポンセ美術館のために買い取った。額縁より安いと言われた絵が、いまでは同館の看板になっている。




