
Adrian Scottow from London, England · CC-BY-SA-2.0
セーヌ川の流氷
作品情報
ストーリー
1880年1月4日から5日にかけての夜、パリ下流の村ヴェトゥイユで、凍りついていたセーヌ川の氷が轟音とともに割れ始め、モネの一家はその音で目を覚ましたといいます。前月の1879年12月、フランスは記録的な寒波に見舞われ、川は一面に凍結していました。モネはこの解氷の光景を十数点の油彩に描き、厳しい寒さのなか屋外でも筆を執りました。この作品では、対岸の手前に広がる水面を氷塊が漂い、右下には署名と1880年の年記が入っています。のちにこの絵はパリの美術史家で収集家のシャルル・エフリュッシの手に渡り、1931年にはオランジュリー美術館で開かれたモネ回顧展にも出品されました。




