
倒木と狩人のいる森の風景
作品情報
ストーリー
ヤネックの時代、ハプスブルク家の領地では、森で狩りをする権利を貴族が自分たちのものとしていました。農民は領主の狩りに無償で駆り出され、獣が畑を荒らす被害まで背負わされていたのです。この板絵は、そうした森の奥へ私たちを連れていきます。倒れた木が小川に橋のように架かり、そのすぐ下に小さな滝が落ちています。そこで猟師の一行が犬を連れて足を止めています。ひとりは犬の上にかがみ込み、もうひとりは腕を伸ばして身を乗り出しています。さらに奥の薄暗がりにも、犬を連れた人影が木々の間を進んでいます。高い広葉樹と暗い針葉樹が画面のほとんどを埋め、人物はその中でとても小さく見えます。ベルヴェデーレはこの作品を年代不詳、署名なしとしており、同じ大きさのヤネックの森の風景画をもう一点所蔵しています。




