
Ivan Shishkin · PD
森の番小屋
作品情報
ストーリー
シシキンは1892年に60歳、40年にわたって森ばかりを描いてきた画家だった。題は番小屋だが、画面を占めているのは暗い緑の樅である。梢は上で切れているので木の全高は見えず、そのぶん大きさだけが残る。下生えの草は光を受けて明るく、その陰に小さな小屋が沈んでいる。彼は樹皮の裂け方や枝の折れ方まで植物学者のように描き分ける人で、同時代の批評家はそれを写真のようだと褒めたり、詩がないと責めたりした。この絵があるのはビシケクで、キルギスの美術館は1935年に開かれたとき、トレチャコフ美術館から移された72点のロシア絵画を最初の収蔵品にしている。




