
Paul Signac · CC0
シェルブールのルール要塞
作品情報
ストーリー
1929年から31年にかけて、シニャックはフランスの海岸を回り、港を水彩で描く仕事に没頭していた。相手はモノプリを興した収集家ガストン・レヴィで、約束は一つの港につき二枚。百の港を数えるつもりで、英仏海峡側だけでおよそ40港を並べていた。シェルブールもその線の上にある。この油彩はその旅を終えた1932年のもので、町を見下ろすルールの丘の要塞が主題になっている。当時のシェルブールは大西洋航路の玄関口で、沖に停泊した定期船まで小型船で客を運んでいた。要塞そのものは19世紀なかばに築かれ、1944年の夏にはドイツ軍の拠点として激しい戦いの場になり、いまその中には解放を記念する博物館が入っている。




