養母

養母


作品情報

アーティスト
ニコラオス・ギジス
制作年
1882
技法
油彩
寸法
105 × 73 cm

ストーリー

ギリシャ語の原題はプシホマナ、字義どおりには魂の母である。自分の子ではない子を引き取り、わが子として育てる女性を指す言葉で、当時の村では珍しくなく、書類の上には何も残らない結びつきだった。

ギジスはすべてを粗末な一間に収めた。若い女は壁に掛かった聖母のイコンの下に座り、みなしごの赤ん坊に乳をふくませている。彼女自身の子は小さな椅子によじ登り、母に届こうと背を伸ばす。戸口のそばには、その輪から離れて、赤ん坊の姉が喪服で腰を下ろし、弟の帽子を手にしている。

喜びと悲しみが同じ部屋にある。光は赤ん坊を包む白い布と女の赤い上着に落ち、戸口の少女は自分の隅に残されたままになる。ギジスは1882年から1883年にかけてこの画布に取り組み、作品はクトリディス財団のコレクションとともに美術館へ入り、今もその一群の中で展示されている。

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