
芸術とその精霊たち
作品情報
ストーリー
中央では翼のある娘がヴァイオリンを弾き、その周りで小さなプットたちがほかの芸術の道具を手にして立ち働いている。ヴァイオリン奏者を真ん中に据え、ほかのすべてをその周囲に配したこの組み立てが、ギジスにとって音楽が諸芸術のどこに位置していたかを素直に語っている。
美術館はこの画布を1876年とし、画家の象徴的な絵としては最も早いもの、晩年の寓意画よりずっと前の作と説明する。構図は対角線で走る古いバロックの手つきで、天使たちの動きと、右上と画面下部に置かれた二つのアーチがその線を作る。色は温かい赤茶を基調に黒と白が差し込まれ、娘のゆったりした紫のスカートが画面のかなりの面積を占める。
寸法は67×55センチと控えめである。同じ収蔵品には近い主題の「自由学芸とその精霊たち」が二つの版で残っており、この着想が長く画家の中にあったことがわかる。





