見よ、新郎が来る

見よ、新郎が来る


作品情報

アーティスト
ニコラオス・ギジス
制作年
1899
技法
カンヴァスに油彩
寸法
200 × 200 cm

ストーリー

アテネ国立美術館では、この大きな画面のすぐ隣に習作が並べて掛けられている。形はほとんど消え、光だけが残っているようなものもある。

本体は一辺2メートルの正方形で、主題はヨハネの黙示録が語る再臨である。金色の光のなかに玉座のキリストが座り、左右で四人の天使がラッパを吹き、赤い雲の上に大天使ガブリエルが浮かぶ。玉座へ続く大階段には、光輪をもつ天使たちが幾重にも跪いている。

題名は正教の受難週の早朝の礼拝で歌われる讃詞から取られている。見よ、花婿が真夜中に来られる、という一節である。ギジスはミュンヘンでこの絵に取り組み、美術館は制作年を1899年から1900年としている。1901年に画家が世を去ったとき、画面はまだ仕上がっていなかった。手紙のなかで彼は、自分の求めるキリストを、光と救いと慰めを運ぶ穏やかな神だと書いている。

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