
Jacopo Tintoretto · PD
ゴンザーガ連作:パルマを奪回するフェデリーコ2世・ゴンザーガ
作品情報
ストーリー
最初の四点が届けられるとすぐ、グリエルモ公はさらに絵を求めた。1579年10月、宮廷はヴェネツィア駐在の代理人に手紙を送って四点の追加を注文し、絵を掛ける部屋の図面と、画家が写し取るための歴代ゴンザーガ家の肖像を添えた。ティントレットはこれをごく短期間で仕上げており、そこからは息子ドメニコを含む工房の手が大きく加わっていたことがうかがえる。この場面は、教皇軍の司令官としてのフェデリーコ2世の経歴の最初の山場、1521年にフランス軍からパルマを奪回した戦いである。彼は画面右端から攻撃を指揮し、兵士たちはすでに木の幹で作ったはしごで城壁をよじ登っている。人物の大きさに注目したい。手前には間近に迫る巨大な人物、奥には豆粒のような人影が配され、その落差が視線を画面の奥深くへと引き込む。




