
John Constable · PD
ハリッジ灯台
作品情報
ストーリー
ジョン・コンスタブルといえば、彼が育ったサフォークの静かな内陸、ストゥア川沿いの牧草地や水車小屋の風景で知られている。開けた海を描くことは少なく、この絵はその数少ない例の一つだ。彼の故郷から少し南、エセックスの海辺にあるハリッジは、1820年ごろには連絡船でにぎわう港で、船はここからオランダの沿岸へと出ていった。低い木造の灯台は、絶えず動く砂州のすぐ際に立っていた。当時の海景画家なら求めたはずの効果を、コンスタブルはほとんど使っていない。海は低く灰緑色に沈み、画面の大半は空が担い、灯台はあくまで飾り気のない実用の建物のままだ。彼はこの海岸に一度ならず戻っており、同じ場面の別の二点も残っている。この絵は長く一族の手にあり、1888年に娘のイザベルが国に寄贈した。




