
Piero della Francesca · PD
ヘラクレス
作品情報
ストーリー
ピエロ・デラ・フランチェスカが遺した作品は、そのほとんどが宗教的なものだ。祭壇画や教会の壁画に描かれた、荘厳で静止した人物たち。この《ヘラクレス》は例外で、彼が神話を主題に描いた唯一の現存作であり、しかも生まれ故郷であり終焉の地でもあるトスカーナの小さな町サンセポルクロの、自邸の壁に描かれた。英雄は髭のない若々しい裸身として表され、片手に棍棒を持ち、獅子の毛皮を肩に結んでいる。床が急に立ち上がって見えるのは、この人物がかつて部屋の隅の高い位置にあり、下から見上げられることを前提にしていたからだ。1860年代に壁から剥がされ、1903年に売却されたこの絵は、南北アメリカにある唯一のピエロ作品である。




