聖ヨハネとマグダラのマリアのいる聖家族

聖ヨハネとマグダラのマリアのいる聖家族


作品情報

制作年
1508
技法
油彩

ストーリー

この板絵がヴェネツィアで描かれたのは1508年ごろで、街の第一人者はなおジョヴァンニ・ベッリーニ、若いティツィアーノはまだ駆け出しだった。その静かな古い時代の空気が、広い風景を背にした半身の聖母のやわらかさに残っている。画面には二人の客が加わる。マグダラのマリアが香油の壺を手に地面に座り、これは彼女をいつも見分ける目印である。右には葦の十字架を持つ幼い洗礼者ヨハネが立ち、足もとに子羊が伏せ、左ではヨセフが休む。制作の時期については今も意見が分かれている。ベッリーニ風の構図から1508年から1510年ごろの初期作と見る者もいれば、十数年あとに置く者もあり、バーナード・ベレンソンは工房の関与を疑った。フィレンツェへの道のりは長かった。1793年までウィーンの帝室コレクションにあり、その後、交換によってウフィツィにやってきた。

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