
Paul Cézanne · PD
座る男
作品情報
ストーリー
この男性が誰なのかは、わかっていない。所蔵するオスロの国立美術館も、画家の友人なのか近所の知り合いなのか、制作の年や場所さえ確定できないとしている。セザンヌがこれを描いたのは1898年から1900年頃とされる。画商アンブロワーズ・ヴォラールは在庫台帳に、新聞を手にして座り、両手を膝に置いた男、背景には整理だんすとカーテン、と書き留めた。椅子はほとんど見えず、脚のあいだに座面の縁がのぞくだけである。背後の模様入りの布はセザンヌのほかの絵にも現れるもので、美術館によれば、ここでは画面に変化をつけるためだけに置かれている。この絵の最初の持ち主は、象徴主義の画家オディロン・ルドンだった。




