死の島

死の島


作品情報

制作年
1880
技法
油彩、板
種類
絵画
寸法
73.7 × 121.9 cm

ストーリー

1880年6月の終わり、この板絵はフィレンツェのベックリンのアトリエから、フランクフルト近郊ビューデスハイムの屋敷へ送り出されました。注文主はマリー・ベルナ。金融家だった夫ゲオルク・フォン・ベルナを1865年にジフテリアで亡くした女性です。その年の4月にアトリエを訪れた彼女は、制作中の大きな島の絵を見て、自分のための一枚を頼みました。こうして生まれたのが、最初の作品より小さく、板に描かれたこの絵です。6月29日、ベックリンは彼女への手紙で、この絵を前にすれば夢見るように影の世界へ入り込み、海のかすかで温かな息吹を感じるほどになるだろう、と書いています。絵は1915年に彼女が亡くなるまで、その屋敷に掛けられていました。その間に彼女はヴァルデマール・フォン・オリオラ伯爵と再婚しており、1897年、ベックリンの70歳の誕生日に伯爵が祝電を送ったとき、画家は夫妻を「墓の島」の幸せな持ち主と呼んでいます。ベックリン自身がこの絵をそう呼んでいたのです。遺族は1924年に絵をルツェルンの画商に売り、二年後、ニューヨークのメトロポリタン美術館が購入しました。

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