
Geertgen tot Sint Jans · PD
荒野の洗礼者聖ヨハネ
作品情報
ストーリー
ヘールトヘン・トット・シント・ヤンスは、1480年代のハールレムで聖ヨハネ騎士団のために働いた。この修道会こそ彼の名の由来で、「聖ヨハネ会の小さなヘラルト」といった意味である。彼は28歳ほどで世を去り、残る作品はわずかしかない。この小さな板絵は、手に取り、それに向かって祈るために作られた。修道会の誰かが黙想するための助けだった。ヘールトヘンは、洗礼者ヨハネが説教したり洗礼を授けたりする姿ではなく、柔らかな緑の風景の中にひとり座り、頬杖をつき、これから訪れる苦難に思いを沈める姿を描く。彼は周りの鳥や獣に気づいていないように見え、片方の裸足をもう一方の足に無意識にこすりつけている、と資料は記す。楽園のように見える場所での、ごく人間らしい仕草である。



