岐路に立つ騎士

Viktor Vasnetsov · PD

岐路に立つ騎士


作品情報

制作年
1882
技法
油彩
種類
絵画
寸法
167 × 299 cm

ストーリー

ヴィクトル・ヴァスネツォフがこの陰鬱な騎士を描いたのは、当時のより大きな動き――西洋の手本ではなく、この国の古い民間伝承からまことにロシア的な芸術を築こうとする試み――の一環だった。勇士は英雄叙事詩ブィリーナのイリヤー・ムーロメツの伝説に出てくる者で、夕暮れの人けない草原、擦り減った石碑の前で馬を止めている。碑文は、まっすぐ進む者は生きて戻れぬと告げ、散らばる白骨とかたわらで様子をうかがう鴉が、その脅しを目に見えるものにしている。ヴァスネツォフはこの決定稿を1882年、鉄道王サッヴァ・マモントフのために描いた。マモントフのアブラムツェヴォの領地には、ロシアの神話と工芸の再興を志す画家たちが一つの輪をなして集っていた。

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