
キリストの哀悼
作品情報
ストーリー
十字架から降ろされたキリストの亡骸が、墓に納められる前に整えられています。空になった十字架にははしごが立てかけられたままで、釘は地面に落ちています。聖母は息子の顔に頬を寄せ、赤い衣の聖ヨハネが亡骸を布の上で支えています。ひとりの女性が真鍮のたらいの水で傷を洗い、緑の衣のマグダラのマリアは足に香油を塗っています。奥の岩壁には墓の小さな四角い入口が見えます。右手の門から入ってくる二人の男性は、埋葬のための香料を運んできたニコデモと、遺体を葬る許しを得たアリマタヤのヨセフです。ヘラルト・ダヴィトが晩年、1515年から1523年のあいだに描いたもので、同じくナショナル・ギャラリーにある《東方三博士の礼拝》と同じ祭壇画の一部だったと考えられています。




