
Jan Brueghel the Elder · PD
村の近くの船着場
作品情報
ストーリー
地平線に向かってまっすぐ広がっていく大河は、ヤン・ブリューゲル自身の発明ではありません。アルテ・ピナコテークは、この斬新な構図の源を、数十年前に父ピーテル・ブリューゲルが描いた一枚の素描に求めています。1615年、ヤンは四十代半ばで、アントウェルペンでも指折りの成功した画家でした。受け継いだ構図に彼が加えたのは、人々の姿です。1610年以降、彼の風景画の人物は大きくなり、ここでは村のそばの船着場で、岸に着く舟のまわりに集まって前景を占めています。銅板はおよそ縦26センチ、横37センチ。19世紀にはドイツ製の額縁が付けられました。同じ展示室にある1605年の「にぎわう森の道」の額縁と、ひと揃いで作られたものです。




