
風景、アメリカの景色:時刻は午後、南西のもや
作品情報
ストーリー
この風景画をオールストンに注文したのは、1835年のエドマンド・ドワイトです。ボストンの商人で、マサチューセッツ州西部のチコピー川沿いの綿紡績工場に資金を投じていました。3年後には、州議会が同じ額を出すことを条件に、州で最初の教員養成学校のために1万ドルを申し出ています。当時ボストンから川を隔てたケンブリッジポートに住んでいたオールストンは、この絵に天気日記の一行のような題をつけました。時刻と、もやがどの方角から来たかが書かれているのです。
題名に地名はありません。白い馬に乗った人物が枯れ木のそばで小川を渡り、その先はすべてもやの中に溶けていきます。オールストンの技法を調べた修復家ジョイス・ヒル・ストーナーによると、この霞んだ遠景は、タールに似た顔料アスファルトの赤褐色のグレーズで描かれ、下には厚い絵具の層がほとんどありません。絵はドワイト家に残り、同じエドマンドという名の息子が1900年に美術館へ遺贈しました。

