
Claude Monet · PD
草上の昼食
作品情報
ストーリー
高さ四メートルを超える細長いこのカンヴァスは、1865年から1866年にかけてモネが取り組んだ巨大なピクニック画の左端にあたる。人物は等身大だ。暗い色の服に帽子をかぶった男がステッキを手に立ち、ふくらんだスカートの女性ふたりがほとんど背中を見せている。ひとりは赤い縁飾りのついた灰色のドレス、もうひとりは淡いベージュで、その上から木の葉ごしに陽の光が落ちてくる。1884年、湿気で傷んだカンヴァスを画家自身が切り分けた。この部分は一家のもとに残り、1931年に画商ジョルジュ・ウィルデンシュタインの手に渡り、1957年にウィルデンシュタインがフランス国家に寄贈した。同じ年、ルーヴル美術館は「モネの知られざる傑作」を告げる題名の展示でこれを公開した。ピクニックの布を囲む一団を描いた中央部分が国の所蔵に加わったのは、ようやく1987年のことである。




