黄色い椅子のセザンヌ夫人

Paul Cézanne · PD

黄色い椅子のセザンヌ夫人


作品情報

アーティスト
ポール・セザンヌ
制作年
1893
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
80.3 × 64.3 cm

ストーリー

妻のオルタンス・フィケは、セザンヌが最も多く描いたモデルである。油彩の肖像だけでおよそ30点が知られている。二人が結婚したのは1886年で、そのころにはすでに14歳の息子がいた。1890年前後には、夫はエクス、妻と息子はパリ、というかたちで別々に暮らすことが多くなっていた。

黄色い椅子に掛けたこの肖像は、同じ赤みの濃い部屋着の彼女を描いた四点の連作に属している。シカゴ、ニューヨーク、サンパウロ、そしてバーゼル近郊リーエンのこのバイエラー財団に、一点ずつ分かれて収まっている。姿勢も衣服もよく似ていて、シカゴの一点を調べた技術調査では、輪郭を別の画面から写し取った可能性が指摘された。

セザンヌが画商ヴォラールの店で最初の個展を開くのは1895年のことで、この肖像が描かれた時点では、彼の絵を実際に見たことのある人はごく限られていた。

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