
Fra Angelico · PD
聖母子
作品情報
ストーリー
1435年ごろ、ドミニコ会の修道士にして画家のフラ・アンジェリコは、フィレンツェを見おろすフィエーゾレのサン・ドメニコ修道院の壁に、このフレスコを描いた。聖母子を、聖ドミニクスとトマス・アクィナス、すなわち自分たちの修道会の大いなる師二人がはさむ構図である。もとは回廊を通る修道士たちだけが目にするものだった。三百年ののち、ナポレオンがイタリアの修道院を廃したとき、絵は壁からはがされ、はるか遠いサンクトペテルブルクへ流れ着いた。だからこそ今日、これは切り詰められた断片で、左側の聖人は画面の縁で断ち切られている。




