聖母子

Fra Angelico · PD

聖母子


作品情報

アーティスト
フラ・アンジェリコ
制作年
1433
技法
テンペラ
種類
絵画
寸法
70 × 51 cm

ストーリー

1433年、フラ・アンジェリコはフィレンツェのドミニコ会修道士で、当時としては最大の注文を受けたばかりだった。亜麻商組合の聖龕で、その大理石の枠を設計したのはロレンツォ・ギベルティ本人である。この大仕事のかたわら、彼は聖母子を描いた小さな板絵も手がけた。教会の壁のためではなく、誰かの部屋のため、祈りのあいだ手もとに置くための絵である。これもその一枚だ。金地は古い信心絵のやり方をなお受け継いでいるが、人物にはマサッチョと彫刻家ドナテッロがフィレンツェ美術にもたらしたばかりの重みが早くも宿り、幼子は金地に浮かぶのではなく母の腕にしっかりと座っている。アンジェリコはまず修道士であり、次に画家だった。ヴァザーリはのちに、彼は祈らずに筆を執ることはなく、キリストの磔刑を描くときには涙を流したと記している。この板絵はいまベルリンにあり、ボーデ美術館の彫刻のあいだに掛けられている。

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