聖母子と聖エリサベツ、聖ヨハネ

聖母子と聖エリサベツ、聖ヨハネ


作品情報

アーティスト
作者不詳

ストーリー

この穏やかな聖母は、ピエトロ・ペルジーノの工房から出たものである。1500年ごろ、イタリアでもっとも引く手あまたの画家のひとりであったウンブリアの巨匠だ。人物がいかにきちんと組み合わされているか、見てほしい。聖母、幼子キリスト、幼い聖ヨハネ、そしてその母である聖エリザベツ。こうした構図は共通の下絵の蓄えから組み立てられた。工房が需要に応じて何度も組み替える、定型の人物像である。信心深い家々は家庭のために優しい聖画を求め、ペルジーノの工房はそれを供給した。どの顔も、彼の名を高めたあの静かな甘さに浸されている。だからこそ、よく似た数多くの異版がヨーロッパ各地に残っている。この一点には署名も確たる制作年もない。多忙な工房の、控えめな産物である。

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