
Paul Signac · PD
マルセイユ、ピンクの塔
作品情報
ストーリー
シニャックは1913年、マルセイユ港の入口を描きました。左にはばら色の塔、その奥には林のように並ぶマスト、右には旗をはためかせる大きな帆船が見えます。この頃には彼の点描の点は四角い色の小片へと大きくなり、モザイクのように並べられています。翌1914年、ドイツ・ルール工業地帯のエッセン市立美術館がこの作品を購入しました。まさにその年、フランスとドイツは戦争に突入します。ドイツにはすでにシニャックの熱心な支持者がいました。収集家カール・エルンスト・オストハウスで、ハーゲンに自ら開いたフォルクヴァング美術館のために1901年から彼の作品を買い続けていたのです。オストハウスの死後、エッセンはそのコレクションを取得し、1922年からこの絵はフォルクヴァング美術館の所蔵となっています。




