
Nicolas Poussin · PD
幼児虐殺
作品情報
ストーリー
1629年頃、ローマで頭角を現しつつあったプッサンは、幼子虐殺という残酷な主題を、無駄をそぎ落とした激しい構図で描いた。兵士が足で子どもを押さえつけ、口を大きく開いて叫ぶ母親の顔が画面を貫く。この一人の叫びの造形は、のちにピカソやフランシス・ベーコンら二十世紀の画家たちを強くとらえた。理性と均衡を重んじたはずのプッサンが、ここでは苦痛そのものを彫刻のように定着させている。

Nicolas Poussin · PD
1629年頃、ローマで頭角を現しつつあったプッサンは、幼子虐殺という残酷な主題を、無駄をそぎ落とした激しい構図で描いた。兵士が足で子どもを押さえつけ、口を大きく開いて叫ぶ母親の顔が画面を貫く。この一人の叫びの造形は、のちにピカソやフランシス・ベーコンら二十世紀の画家たちを強くとらえた。理性と均衡を重んじたはずのプッサンが、ここでは苦痛そのものを彫刻のように定着させている。