
Jean-Antoine Watteau · PD
メッツェタン
作品情報
ストーリー
1697年、ルイ14世はイタリアの喜劇役者たちをパリから追放し、彼らのコメディア・デラルテが舞台に戻ったのは、王の没後の1716年のことだった。ワトーがこのメゼタンを描いたのは、まさにその頃である。舞台に返り咲いたばかりの定型的な登場人物、恋に落ちやすい召使いだ。縞模様の衣装をまとって石のベンチに腰かけ、ギターをかき鳴らしながら自ら歌う。見えない窓を見上げるその顔は、悲しみに満ちている。背後の木立には女性の彫像が背を向けて立ち、この恋が報われないことをほのめかす。ワトーは1721年、36歳の若さで結核に世を去った。




