松林。未完成のスケッチ

Ivan Shishkin · PD

松林。未完成のスケッチ


作品情報

制作年
1894
技法
油彩・キャンバス
種類
絵画
寸法
35.5 × 57.3 cm

ストーリー

シーシキンの名声は、ほとんど植物学のような精密さで描かれた森にある。松葉の一本、樹皮の一片までくっきりと合焦し、批評家は彼をロシアの森の王と呼んだ。この画布はその正反対で、1894年に未完のまま残された習作である。だからこそ立ち止まる価値がある。彼がどう描き始めたかが見えるのだ。細かな描写に入る前に、松林の量塊と光をまず置いていく。このとき彼は六十を少し越え、1898年に画架の前で世を去る四年前だった。作品はカザンにある。彼が生まれた土地、カマ川のほとりのエラブガであり、その森こそ彼が生涯描き続けたものだ。

尽きないアートを。登録を。