ジヴェルニー近郊、セーヌ川の朝

Claude Monet · CC-BY-SA-4.0

ジヴェルニー近郊、セーヌ川の朝


作品情報

アーティスト
クロード・モネ
制作年
1897
技法
油彩
種類
絵画
寸法
81.3 × 92.7 cm

ストーリー

左下には Claude Monet 97 とあります。ジヴェルニーの自宅近くで描いた、夜明けのセーヌの連作の一枚で、モネはこのあと12年間これを手放しませんでした。画商ポール・デュラン=リュエルに売ったのは、ようやく1909年6月です。同じ年の10月、画廊のニューヨーク支店がシカゴの買い手ジェームズ・ヴァイルズに売りましたが、彼は一年半もたたないうちに、1911年3月、画廊へ売り戻しました。その一週間後、デュラン=リュエルはボストンのウォルター・スコット・フィッツ夫人にこれを売り、夫人は4月6日にはもうボストン美術館に寄贈していました。美術館がこの一枚で強調するのはその柔らかさです。ばら色を帯びた藤色、冷たい青と緑が、大きく単純で丸みのある形にまとめられています。視点は水の上に浮かんでいて、重さをなくして漂っているような気分になります。木々と水に映ったその姿はほとんど上下対称で、どちらが上なのかわからなくなりかけますが、モネは画面に、それを見分けるだけの手がかりを残しています。

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