
ニンフとエロス
作品情報
ストーリー
1890年代のミュンヘンでは、神話がその時々の題材だった。フランツ・フォン・シュトゥックとアルノルト・ベックリンはファウヌスやケンタウロス、ニンフで画布を埋め、同じアトリエと同じ雑誌のあたりからユーゲントシュティールが形を取りつつあった。生涯をこの街で送ったギジスも、ニンフやサテュロス、翼の生えた小さなエロスを描いている。
この画布には1897年の年記があり、大きさは85×59センチと抑えめである。美術館は常設展示のうち象徴主義と寓意に充てた区画にこれを掛けている。画家が1880年代半ば以降に向かい、最後まで手を離さなかった方向である。
題名は二通りで流通している。アテネでは「ニンフとエロス」、ギリシャ国外の目録では「ニンフとクピド」、同じ翼の少年を指すギリシャ名とローマ名である。




