
ウレド・ナイル
作品情報
ストーリー
題名の「ウレド・ナイル」は、アルジェリア高原のジェルファ周辺に暮らす部族連合の名前です。ディネはその部族の女性を、日の当たる壁を背に石段に腰かけ、手に頭をもたせかける姿で描きました。金の板と垂れ飾りを連ねた重い頭飾り、紫の柄物の衣装、両手首の太い腕輪が目を引きます。この絵がたどった道のりは、フランスがこうした絵画をどこに置いてきたかを物語っています。国家は1921年にディネ本人からこの絵を買い上げ、まず存命画家の作品を集めたパリのリュクサンブール美術館に収めました。1935年には、1931年の植民地博覧会のために建てられたポルト・ドレ宮の植民地博物館へ移され、1968年にはルーヴル美術館へ。現在はオルセー美術館の所蔵品として、トゥーロン美術館に寄託されています。



