
愛の奴隷と瞳の光(アブド・エル・ゲラームとヌリエル・アイン、アラブの伝説)
作品情報
ストーリー
長い題名は、じつは二人の名前です。アラビア語でアブド・エル・ゲラームは「愛の奴隷」、ヌリエル・アインは「瞳の光」を意味し、アラブの伝説に登場する恋人たちの名です。ディネは1900年ごろ、星のまたたく夜空の下、花咲く夾竹桃を背に頬を寄せ合って笑う二人を描きました。女性はスパンコールの光るピンクのヴェールをかぶり、重い銀の腕輪と幅広の銀のベルトを身につけています。上の隅には、アラビア文字の入った金色のメダルが掛かっています。フランス国家は1901年、リュクサンブール美術館のためにこの絵を買い上げました。1913年には版画家カミーユ=アレクサンドル・ルサージュがこの絵をもとに版画をつくり、1918年にパリ市がその一枚をプティ・パレ美術館のために購入しています。2024年、パリのアラブ世界研究所がディネの展覧会を開いたとき、ポスターを飾ったのもこの絵でした。



