楽園

楽園


作品情報

制作年
1530
技法
菩提樹板に油彩
種類
絵画
寸法
81 × 114 cm

ストーリー

この板絵は、聖書の最初の物語をひとつの風景のなかに散りばめ、一度に語っています。読む順序はおおよそ右から左です。右端では、神が土から小さなアダムをこしらえています。庭の奥では、眠るアダムからエバが取り出され、二人が木の実を取り、やがて茂みに身を隠すと、神が雲のなかに現れます。手前には、ほかのどの場面よりも大きく、二人が破ることになるただ一つの戒めを神が与える場面があります。左端では天使が二人を楽園から追い出しています。同じ人物が何度も登場するのは、一枚の絵で物語を語る古くからのやり方で、クラーナハは全体に1530年の年記と署名を入れました。場面のあいだには動物たちがつがいで暮らしています。鹿や馬、熊、そして一角獣もいて、池には白鳥が泳ぎ、岸には鷺とコウノトリが立っています。1718年にはプラハ城の皇帝の絵画館に「楽園のアダムとエバ」として記録され、1876年にウィーンへ移されました。

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