ポール・リヴィア

ポール・リヴィア


作品情報

制作年
1768
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
89.22 × 72.39 cm

ストーリー

コプリーはこの肖像画に1768年と記しました。ボストンでは、お茶が政治の問題になっていた年です。前の年にイギリス議会が可決したタウンゼンド諸法は、茶をはじめとする輸入品に関税をかけ、町はイギリス製品の不買で応えました。ポール・リヴィアは銀細工師で、急進的なホイッグ派でもあり、ここではティーポットを手にしています。彼自身の帳簿には、1762年から1773年までに作ったティーポットが九つ記録されていて、1768年のものはそのうちひとつだけです。ポットはもう出来上がっていますが、まだ装飾がなく、肘のそばの彫金道具がこれからの仕事を待っています。コプリーが職人をシャツ姿で仕事中に描いた完成作は、これがただひとつです。もっとも、真っ白な麻のシャツや金のボタン、磨き上げたテーブルは、実際の工房よりずっと整っています。誰が代金を払ったのかはわかっていません。家族はこの絵をあまり気に入らなかったようで、屋根裏にしまわれました。家の言い伝えでは、リヴィアの娘ハリエットが甥に顔だけを写させ、軍服姿の体に描き替えさせたといいます。原画が初めて公開されたのは1928年、美術館への貸し出しのときで、その二年後にリヴィアのひ孫たちが寄贈しました。

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