
Henri Matisse · PD
ピアニストとチェッカーをする人々
作品情報
ストーリー
ピアノを弾く女性は、1920年代のマティスのモデル、アンリエット・ダリカレールである。チェッカー盤を挟んで向き合う縞の上着の二人の少年は、彼女の弟たちだ。1924年、マティスがニースで借りていたアパートで描かれた。この年、画家自身の子どもたちはすでに大人になっていた。長女マルグリットはその夏30歳を迎え、次男ピエールはニューヨークへ移り住んだ。1911年の「画家の家族」で、マティスは自分の二人の息子がチェッカーに向かう姿を描いている。研究者は、アンリエットと弟たちを画家の家族の身代わりと見ている。壁紙、絨毯、赤と白の縞のテーブルクロスと、画面は模様で埋め尽くされ、右の箪笥の上にはミケランジェロの「瀕死の奴隷」の複製像が立つ。この絵は同じ年の10月にパリの画商ベルネーム=ジュヌに売られ、第二次世界大戦後には、ピエールがニューヨークで営む画廊を経ている。




