
ピエタ
作品情報
ストーリー
この《ピエタ》は小さな作品で、幅は50センチほど、横長の画面です。家で祈るための絵の大きさです。聖母と聖ヨハネがふたりで死せるキリストを支え、そのそばに茨の冠があります。背後には土地がはるか遠くまで続き、ゴルゴタの丘に三本の十字架が立ち、その近くに城壁に囲まれた町が広がり、山並みが視界を閉じています。
この板絵がルーヴルに入ったのは1893年11月のこと。パリの画商シャルル・ゼーデルマイヤーから、篤志家ロール・セヴェーヌが美術館に遺した資金で購入されました。ゼーデルマイヤーはすでにマサイスの作として売っていましたが、美術館は慎重に、16世紀初めのフランドル派として登録しました。現在ルーヴルは、クエンティン・マサイス本人の作品としています。




