
Gustave Caillebotte · PD
桃の載った皿
作品情報
ストーリー
1882年の春、カイユボットは第七回印象派展の開催に走り回っていた。誰を出品者に迎えるかで仲間内の対立が続き、その年の一月にユニオン・ジェネラル銀行が破綻して、画商デュラン=リュエルの後ろ盾も資金を失っていた。その同じ年に、彼は果物の静物をいくつも描いている。市場や果物店の台に並べられた品のように、ほとんど真上から見下ろす角度で、背景の白い面が布なのかタイルなのかも分からないところで画面が切られている。この平らな切り取り方には、当時パリで人気のあった日本の版画の見方が入っているとされる。桃の丸みは輪郭線を使わず、橙から赤、紫へと色を重ねて出されている。同じ頃の別の一点では、桃や葡萄が果物店の陳列台にそのまま並んでいる。




