
Paul Gauguin · PD
貧しい漁師
作品情報
ストーリー
1896年、ゴーギャンはタヒチ西海岸の村プナアウイアの小屋に住み、病と借金を抱えて描いていた。この絵では海と舟と雲が、画面の上へ層になって積み上がる。手元に置いていた浮世絵版画の構図にならった置き方だと考えられている。舟にもたれ、瓢箪から水を飲む男の姿勢は、彼が写真で持っていたエジプト・アビドスの浮彫りに由来するらしい。題名は、パリで議論を呼んだピュヴィス・ド・シャヴァンヌの《貧しき漁夫》からとられている。同年12月、ゴーギャンはこの絵を含む9点の油彩を、パリの画商アンブロワーズ・ヴォラールに向けて送り出した。




