
Anthony van Dyck / Peter Paul Rubens · PD
男性の肖像、おそらくピーテル・ファン・ヘッケ(1591-1645)
作品情報
ストーリー
1630年ごろ、ルーベンスはアントウェルペンの夫婦を、対になる二枚の板絵に描いた。この男性はおそらく商人ピーテル・ファン・ヘッケ、もう一枚の女性はおそらくその妻クララ・フールマンとされる。光沢のある黒い服に白いレースの襟をつけ、柱から引き寄せられた赤いカーテンを背にしている。二枚の来歴がたどれるのは19世紀からで、はじめはベルギーの子爵夫人の手もとにあった。1890年以前にパリの画廊がエドモン・ド・ロチルド男爵に売り、一族はジュネーヴ近郊のプレニー城で100年近く守り続けた。1983年にニューヨークの画廊へ移り、その後ロンドンを経て、2000年からはマウリッツハイス美術館に寄託されていた。2003年、美術館は宝くじの収益、オランダ文化省、そして数多くの基金の支援を受けて二枚を購入した。




