
夫妻の肖像
作品情報
ストーリー
ピーテル・コッデは、流行の服を着た若者たちが宴を楽しむ小さな絵で名を上げた。舞台はたいてい、飾り気のない灰色の部屋である。1634年、彼はその同じ舞台を肖像画に使った。若い夫と妻が全身像で寄り添い、手を取り合って立っている。おそらく結婚したばかりなのだろう。二人は流行の襟に高価な宝飾品という晴れ着姿で、コッデはその豪華さを、妻が人差し指にはめた結婚指輪にいたるまで細かく描いた。扉の上には年記と組み合わせ文字の署名が「16 PC 34」と記されている。
1882年までに、この板絵はファン・アルデンブルフ・ベンティンク伯爵家の所有となっていた。1944年に一族の手を離れ、ハーグの画商を通じて、ヒトラーがリンツに計画していた美術館のために売却された。戦後はオランダ国家の管理下に置かれ、いわゆるNKコレクションの一点となった。1948年にマウリッツハイス美術館に寄託され、1960年に正式に移管された。


