若い男性の肖像

若い男性の肖像


作品情報

技法
板に油彩

ストーリー

コルネイユ・ド・リヨンは、ネーデルラント生まれでリヨンを拠点にした画家で、この作品のような小さな肖像を得意としました。どれも手のひらほどの大きさです。無地の緑を背に、頭と肩だけがひとつ浮かび上がり、ほかに目を引くものはありません。彼の素描は一枚も残っておらず、板に直接描いていたことがうかがえます。髪や、かすかな顎ひげ、毛皮の縁取りを、細密画家のような根気で置いていったのです。工房とともに、こうした肖像をフランス宮廷のために何十点も手がけました。持ち運んだり贈ったりできる小ささです。この若者の名は、多くのモデルと同じく失われています。残るのは、間近に見つめられた一つの顔と、その背後の無地の緑です。

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