
Frans Hals · PD
髑髏を持つ青年の肖像
作品情報
ストーリー
羽根飾りの帽子をかぶった若者が、こちらへ手を差し出しながら、片手に髑髏を持っている。長いあいだ、シェイクスピアの『ハムレット』の一場面だと思われてきたが、それは誤りだ。これは「ヴァニタス」、つまり人の命のはかなさを説く絵である。若さも華やかな装いも、髑髏が示すように長くは続かない。フランス・ハルスは1626年ごろ、故郷ハールレムでこれを描いた。素早く大胆な筆づかいが、若者の生き生きとした一瞬の身ぶりを、そのまま画面に留めている。




